第7話 現実は残酷

活動拠点をケンゾウのアパートに移し、心機一転リニューアルしたイケボイ。

しかし、さくらの過去を知ったケンゾウは、オーディションの練習に身が入らない。

そんな中、バイト先の先輩の紹介で偶然ハルと知り合ったケンゾウは、初めてさくらのことを話せる相手ができたことに、かすかな安心を得る。

一方、ケンゾウの「まごころ通信」に励まされ、自分の過去と対峙する決意を固めたさくらは、因縁の画家・ミクリヤの画廊を訪ねる。

だが、12年ぶりに再会したミクリヤは、どこか様子が違っていて……。

やがて迎えたオーディション当日。満を持して会場に向かうケンゾウとシンジであったが、そこにハルから着信が入る。それは、さくらが行方不明になったという知らせだった――。